特徴的な保育

石和誠心幼稚園では、子どもの不思議に思う気持ち、やりたいと思う気持ち、作りたいと思う気持ちを育てる保育をしたいと思っています。その特徴的な保育の一例を紹介します。

父の日のプレゼントにオリジナルハンガーをつくろう  年長児31名 平成26年6月

単純な形の部品を使って機能を持った複雑で多様な形を構成するというねらいから、長さの異なる2種類のベニヤ木片を自由に組み合わせて、自分の作りたい形を工夫しながら作る。どんなハンガーを作るか、友だち同士や先生、家族とも相談できる機会や場を設定する。
※平成25年度には同じ方法で立体ハンガーを制作しましたので、平成25年度の写真も使って紹介します。

1.ハンガーってなに? お父さんは使っている? などを考えながら、自分の作りたいハンガーの形を考える。何度でも形を自由に変えられるように、遊びながら考え、設計図を紙に書く。(6月2日〜4日)

2.かけたい物を掛けられるか、バランスは取れているかなど、作りたいハンガーを確認できるように、ベニヤ木片と同じ大きさのダンボール紙を使って試作する。そうすることで、全体のイメージをつかむことが出来る。(6月4日・5日)

3.設計図に好きな色を塗り(色のデザイン画)、実際に色を塗るときの参考にする。(6月10日)

4.実際に使うベニヤ木片にやすりをかける。それぞれ10枚ぐらい使うので、時間をかけてやすりをかける。(6月6日〜14日)

5.作ったハンガーにお父さんは何を掛けるか、親子で相談する。(6月14日保育参観)

6.実際にベニヤ木片を使って、親子で形を作る。(6月14日保育参観)

段ボール紙の試作と同じ形になるように重ねて形づくっている。 

7.色のデザイン画を見ながら、実物に色を塗る。(6月20日、23日)

8.自分のハンガーについて説明したり、友だちの作った作品について思ったことを話す機会を設定する。(6月26日)

9.作品展に展示する。(11月22日)

色のデザイン画とともに展示した

縄文土器を見て、感じたことを表現しよう  年長児37名 平成27年10月

土粘土の質感や釉薬の色などに親しんだり、いろいろな形や模様に興味関心を持つように、毎年、陶芸で動物と恐竜を制作している。平成27年には山梨県立考古博物館で「縄文の美」展が催されたので、それを見学し、感じたことを形に表すという活動をした。

1.縄文土器とはどのようなものか、実際に展示してある土器の写真を事前にスライドで見る。「縄文の美」展を、どのように見学したらいいか、話を聞く。縄文土器を初めて見る子どもが多く、興味を持つ。見学への期待を持つ。(10月14日)

2.「縄文の美」展見学。学芸員の説明を受けながら見学した。実際に触らせてもらえた土器もあり、感触を確かめた。形や模様をスケッチしたり、名前や特徴をメモする子どももいた。(10月15日)

3.土器制作。見てきたことを思い出しながら、団子状の陶芸用土粘土を使って思い思いの土器に形作っていく。昨日自分で描いたスケッチを見ながら作る子どもや、形や模様を自分なりにアレンジする子ども、土偶を作る子どももいた。(10月16日)

4.動物・恐竜制作。はじめに油粘土で練習してから、陶芸用土粘土で自分の好きな動物を作る。土器制作で土粘土の扱いに慣れたようで、例年に比べスムーズに作ることができた。次に自分で考えた恐竜を自由に作る。恐竜には決まった形がないため、頭やしっぽ、手足など様々で、体の凸凹や線など模様も様々な方法で付けていた。例年に比べ個性的な作品が多かった。(10月27日〜11月4日)

  素焼きをした作品           釉薬をつけ、本焼きをした作品

5.作品展に展示する。(11月22日)